アナ雪などの新アトラクションも。米ディズニーランドが大幅拡張

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  • author Sabina Graves - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
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アナ雪などの新アトラクションも。米ディズニーランドが大幅拡張
Image: Disneyland Forward

新アトラクションが拡張計画で続々と!

カリフォルニア・ディズニーランド・リゾートの拡張計画「ディズニーランド・フォワード」が、ディズニーランドのあるアナハイム市議会から拡張の承認を得ました。Deadlineによると、この拡張計画は19億ドル(約2900億円)の予算が投入され、数十年かかる見通しとのこと。

「アナハイムの住民、ディズニーランドのスタッフ、および近隣の都市の役員が計画の利点や問題について話し合い、8時間に及ぶ公聴会の後7対0の投票で決議されました」と報じられています。拡張計画案の最終的な市議会投票は、5月7日に予定されています。

新しめの映画のアトラクション化される?

この拡張計画についてディズニーCEOのボブ・アイガーは、ジェームズ・キャメロンの『アバター』にインスパイヤされたアトラクションなどができると述べています。また、ディズニー・テーマパークの設計・開発を担うウォルト・ディズニー・イマジニアリングのプレゼンテーションで、アイガー氏は「我々は土地と知的財産を持っており、それを活用して株主価値を作り上げることができる」と述べています。

計画の一部として考えられる他の主要な知的財産としては、『アナと雪の女王』、『トロン』、『ズートピア』、『塔の上のラプンツェル』などがあります。ディズニーは以下のように公式サイトで告知しています。

「ディズニーランド・フォワードと既存のプロパティ内での柔軟性の向上により、東京ディズニーシーと上海ディズニーランドで進行中のような新しい土地や冒険が、ここで新しい体験として実現できるかもしれません」

これまでは限られた土地でやりくり

ウォルト・ディズニーのオリジナルのビジョンを拡張する計画は、パークの周辺の土地が他の企業によって買収されたことから、開業以来数十年にわたって実現しないままでした。これまでディズニーランドが拡張したときは、とにかく今ある土地をクリエイティブに活用しなくてはいけませんでした。

例えば、ディズニーカリフォルニアアドベンチャーは駐車場の上に建設されていますし、スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジはふれあい動物園の上、バーベキューレストラン、舞台裏エリアの上に建設されています。

今回の拡張計画では、ディズニーは今よりも少し土地を広げることができます。というのも、ディズニーがリゾート周辺の既存のインフラが大規模に含まれているマジックウェイ、ホテルウェイ、クレメンタインストリートの一部を40億ドル(約6200億円)で購入できたためです。

労働組合も拡張に向けて動き出す

もう1つディズニー関連のニュースを。

Los ANgeles Times紙が、俳優労働組合の代表者とディズニーランドのキャストメンバーの「マジック・ユナイテッド」から、キャラクターやパレードなどのさまざまな部門で働く1万7000人の従業員全員が賛成の多数決で、全国労働関係委員会に組合認定を申請したと報じています。ディズニーランドが成長・拡張をしていく中、現在、そして将来のキャストメンバーにとって重要な時期でもあります。

「ディズニーランド・フォワード」でのアナハイムの雇用増加計画の中にディズニーがしっかり労働組合を含めるのなら、理想的な動きとなります。この計画では、建設中に8,960のポジションができあがり、運営中には4,584のポジションが追加されると予想されています。

Deadlineは、ディズニーランドリゾートの社長であるケン・ポトロックが建設中の仕事は、「100%の労働組合の労働者を雇用するつもりで、特にアナハイムの住民や退役軍人の雇用に焦点を当てる」と約束したと伝えています。また、開発契約は2064年まで続くことから、プロジェクト完了までにディズニーが25億ドル(約3950億円)を支出することが予想されています。

ディズニーパークの5月限定『スター・ウォーズ』フードが美味しそう

5月は『スター・ウォーズ(SW)』の月であることにちなんで、世界のディスニーパークでは5月限定のテーマフードが供される。

https://www.gizmodo.jp/2024/04/may-limited-star-wars-themed-food.html