ガザ、未回収の廃棄物27万トン UNRWA

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ゴミの山の前を通る子ども=3月28日、パレスチナ自治区ガザ地区/AFP/Getty Images

ゴミの山の前を通る子ども=3月28日、パレスチナ自治区ガザ地区/AFP/Getty Images

(CNN) 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は23日、パレスチナ自治区ガザ地区全体にある未回収の固形廃棄物の量が27万トン余りだと明らかにした。イスラエルの軍事作戦によって、ガザでの基本的なサービスに支障が出ている。

UNRWAと国連開発計画(UNDP)は1月と2月にガザで1万トンの固形廃棄物を回収していた。

UNRWAの試算によれば、今月21日時点で、ガザ地区全体で、全人口の75%あまりに相当する最大170万人が住む場所を追われた。その大部分が複数回の避難を経験している。

イスラエル軍による攻撃はここ数週間、ガザ中部や南部の町ハンユニスで激しさを増しており、これによって、多くの人々がさらに南部へと追いやられている。UNRWAは人々が安全を求めて繰り返しの避難を余儀なくされていると指摘した。ガザ北部やガザ市では推計で約30万人が避難している。

UNRWAは、北部のパレスチナ人に対する支援物資提供の取り組みが激しく制限されていると述べ、イスラエル当局が同地での支援活動を邪魔していると主張した。

イスラエルは長期間にわたり、UNRWAと対立しており、昨年10月に起きたイスラム組織ハマスによる攻撃には一部のUNRWA職員が直接関与したと非難している。独立機関による調査では、こうしたイスラエルの主張について、主張を支持する証拠がまだ提示されていないとしている。

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